営業運転目前の柏崎刈羽原子力発電所7号機で通常値を超す放射線が検知された問題で、東京電力は24日、核燃料棒の金属製の筒に微小な穴が開き、放射性の気体が漏れだしたのが原因とみられると発表した。不具合の生じた燃料棒を特定するのに時間がかかるため、営業運転移行は当初予定より1週間から10日ほど延びるという。
発表によると、原子炉水の分析では、水中の放射性物質ヨウ素の濃度は通常の範囲内だったが、炉外に出た気体の放射線量を計るモニターの値が、24日午後2時頃から上昇した。このため、放射線は炉水から生じたものではなく、燃料棒の筒に偶発的に生じた穴から漏れた放射性の気体によるものと判断した。
東電は同日午後5時から、発電機出力を約139万キロ・ワットから約80万キロ・ワットに下げ、核分裂を抑える制御棒を1本ずつ原子炉に挿入して、燃料棒を束状にした集合体の中から、不具合のあるものを特定する作業に入った。問題の個所が確認され次第、周辺に制御棒を挿入して核分裂を抑え、放射性の気体が出ないようにする。これらの対策が終わったところで、7号機では経済産業省原子力安全・保安院による最終検査が行われ、問題がなければ営業運転に移行する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20090724-OYT8T01018.htm-YOMIURI ONLINE

