保健所を管轄する都道府県などで、新型インフルエンザ流行時の対応を定めた行動計画を流行前から準備していたのは全体の1割に過ぎないことが、厚生労働省研究班(分担研究者=緒方剛・茨城県筑西保健所長)の調査で分かった。
患者が急増した昨年8月までに整備した自治体を含めても3割に過ぎず、準備不足のまま流行を迎えた実態が改めて浮き彫りになった。
研究班は昨年8月、自治体の危機管理体制を調べるため、地域医療を担う保健所を所管する47都道府県と独自に設置する64市(東京都の特別区を除く)を対象に調査用紙を送付。83自治体が回答した。
政府は昨年2月に改定した「新型インフルエンザ対策行動計画」で、流行時にも業務に支障をきたさないように、各自治体に対して事業継続計画(BCP)の策定を求めていた。しかし、メキシコでウイルスが最初に確認された昨年4月以前に行動計画を策定したのは、今回BCPについて回答した82自治体のうち8自治体(9・7%)だけ。5~8月の間に策定したのも16自治体(19・5%)に過ぎなかった。
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