[新潟県福祉保健部生活衛生課より]
先日、県内の旅館で大腸菌の一種である「毒素原性大腸菌」による食中毒が発生しましたので、今回は大腸菌についてお話したいと思います。
大腸菌は、その名前のとおり人や動物の腸の中に生息する細菌で、多くの種類があります。多くの大腸菌は無害で、ビタミンを作ったり、消化吸収を助けたりする機能があるものもあり、研究などに用いられて科学技術の発展にも役立っています。一方で、一部の大腸菌には病原性があり、食中毒の原因になることがあります。
先日発生した食中毒の原因である「毒素原性大腸菌」は、人の腸に付着・増殖し、下痢を起こす毒素を作る大腸菌です。
この他に病原性のある大腸菌として有名なものに「腸管出血性大腸菌」があります。この菌はベロ毒素という毒素を作り、重症化すると出血性大腸炎を起こしたりするため、最も注意が必要な大腸菌です。
なお、大腸菌の後ろに「O(オー)157」とか「O159」などと書かれていることがありますが、これは大腸菌の種類を細胞表面の構造によりタイプ分けしたもので、大腸菌の検査において一つの手がかりとなるものです。
腸管出血性大腸菌について
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_02/con02_02_06.html

